〜石垣島(いしがきじま)〜
日本でも最も南に位置する八重山諸島。
その中心となるのが石垣島である。石垣島の離島桟橋からは、竹富島、小浜島、黒島、西表島、波照間島、与那国島などへと船が出ている。
正に八重山の玄関口である。沖縄本島から約420km南に位置する。
この距離は東京〜大阪間に値する。また、台湾までは約270kmと言う距離だ。
那覇空港から南へ約1時間、綺麗なリーフに包まれたその島が見えてくる。
ひときわ目立つ、白くて三角形の「石垣全日空ホテル&リゾート」
が見えてくる頃、飛行機の真下には綺麗な珊瑚礁の海が広がっている。
僕はこの風景が大好きなのである。と、ここで気を許してはいけない。石垣空港に着陸する時は毎回、緊張が走る。
滑走路が短い為、飛行機は鋭角的に突っ込み、着陸と同時に急ブレーキをかけるのである。両腕を前の座席の背もたれに伸ばし、足も思いっ切り踏ん張っていなければならない。
結構疲れたりするのである。
石垣島に降り立つと、そこは沖縄本島とは、また違った風が吹いている。
もっとのんびりと、もっとまったりとした優しい風なのである。流石、南国とあって、3月の終わりには
「海びらき」が行われる。もちろん
日本一早い海びらきなのだ。
島の人口は約4万人。大型スーパー、ディスカウントショップ、コンビニ、ファーストフード店など沢山あり、別段、不自由を感じる事はない。
また、本土(内地)からの移住者も最も多いのである。沖縄を旅していると、本土から来た人の事を「ナイチャー」と呼ばれる事が多い。
「内地の人」な訳だが、年配の方には「ヤマトの人」と言う意味で「ヤマトンチュ」と呼ぶ方も多い。
以前、島の外れで老婆に道を尋ねた時、「どこから来た?ヤマトか?」と言われた時には少々戸惑った。
今でこそ簡単に飛行機で本土とを結んでいるが、ちょっと前までは、パスポートが必要なところであった訳だ。
こと、石垣島は大陸文化の影響が色濃く残っており、街の作りも「風水」により出来ていると聴いた事がある。
近くに「ペンション・さっぽろ」がある。沖縄なのに「さっぽろ」とは如何に・・・何年か前に札幌から移住して来た夫婦が経営しているのである。ゴールデンウイークにお世話になったのだが、北海道の旭川から旅行に来ていた家族と夕飯を共にした時、
「今日はツアーで4島だか5島だか島巡りをしたけど、忙しすぎて何処がどの島か分からなくなったよ。明後日は帰らなきゃ駄目だから、
明日は泳がなきゃ!」と笑いながら喋っていたが、テレビのニュースでは、「北海道の旭川は雪が降り、一面、銀世界になりました。」
アナウンサーの一言で現実に引き戻されてしまった。「おとうさん、あんな寒い所帰るの嫌だよぉ〜」と、子供の声が寂しそうに響いた・・・。
北端の「平久保崎」へ行くまでは、沢山の牛が放牧されている。「石垣牛」
と呼ばれ、黒毛和牛である。市役所近くに「焼肉金城」がある。松坂牛や、近江牛に匹敵するくらいの品質である。
とにかく柔らかく、脂身の乗ったジューシーな味わいは格別である。
島の北部に
「玉取崎展望台」がある。太平洋のパノラマが広がり見晴らしの良い展望台である。
島の西側には観光スポットで有名な「川平湾・カビラわん」がある。
黒真珠の養殖でも有名であるが、七色に変化する海の色は絶景だ!
川平に行くまでに 「八重山民俗園」がある。昔の家が復元されていたり、昔の生活道具、装飾品が展示されている。
園内にはモンキーガーデンがあり、沢山のリスザルが放されている。エサを持って入ると、あっと言う間に10匹くらいのリスザルが体にしがみ着き
エサを取り合う。エサが取れなかった者は、ポケットに手を突っ込んで来る。
余り可愛いからといって、いつまでも肩や頭に乗せておかない方が良い。首筋に糞をされた事がある・・・
石垣島は「芸能の島」と言われる位、唄や踊りが盛んである。
八重山の古典音楽から、BEGINや、夏川りみ等に代表される沖縄ポップスと、唄は生活に欠かせないものとなっている。
沖縄そばより少し細目の麺が八重山そばである。
島の中心街に「丸八そば屋」があり、連日、地元の人や観光客で賑わっている。
店内には大勢の芸能人や著名人の色紙が飾られている人気の店だ。沖縄で最もポピュラーなファーストフードに「A&W」がある。
通称「エンダー」と呼ばれている。
ここで一度は味わって欲しいものに「ルートビア」がある。コーラみたいな色をしたドリンクなのだが、ひとくち飲むとサロンパスの味がする
何とも変わったジュースなのだ。かと言って、コーラみたいに後味は甘くない。
暑い時にはこの方がさっぱりしていいかも。
農道を歩いていると「シャワシャワシャワ」と忙しく鳴く声がする。何処から聴こえてくるのかとヨクヨク耳を澄まし、
目を凝らして見ると、葉っぱの上に1.5cm程の虫が鳴いている。ハエ?アブ?なに?
帰ってペンションのオーナーに尋ねると
「イワサキクサゼミ」だと!
あれがセミだと? 小さな体に似合わず、大きな声で鳴く。日本で一番小さなセミらしい。
沖縄には、20cm以上の大きな「ナナフシ」や、日本で一番大きな蝶「オオゴマダラ」、全長40cm以上の日本一大きなトカゲの「キシノウエトカゲ」
など、昆虫、生物好きには堪らない所である様だ。勿論、「イリオモテヤマネコ」や「ヤンバルクイナ」など、
天然記念物も数多く生息している。
沖縄と言えば「ハブ」である。
噛まれたら命の危険にさらされるモノもいるが、小さな病院でも「血清」が揃っている現在、処置が遅れない限り死の危険は無いそうだ。
それよりも、小さな病院に血清が無い本土で「マムシ」に噛まれる方が死ぬ確立が高いとも聴いた。
また、宮古島みたいにハブが生息していない島も幾つかある。どうも土壌が合わないそうだ。その代わりサソリは居たが・・・。
このハブを退治しようと、南方から「マングース」
を連れて来て放った。沖縄の各地で「ハブとマングースの決闘ショー」
なる催しを観ることが出来る。いや、出来たと言った方がいい。動物愛護の意味合いで、無益な殺し合いは止めよう。
となり、今では殆んど見掛ける事が無くなった。
元々、狭いケースに閉じ込められた場合には双方にらみ合い、噛み付きもするが、広い原野では、マングースもわざわざ探し出して噛み付いたりしないらしい。
相手は猛毒を持っているのだから、マングースも命懸けなのである。
マングースを放ったせいで、飛べない鳥「ヤンバルクイナ」などは、格好の餌食になり絶滅の危機に瀕している。
石垣島の民芸品と言えば「ミンサー織り」だ。
その昔、綿織物で長方形を組み合わせた絣柄で、原則的に五つ、四つの長方形が交互に並び、「いつ(五)の世(四)までも末永く」と言う想いが込められ、女性から愛する男性に贈られた八重山の伝統織りである。
夏川りみもステージ衣装によく使っている。
僕が石垣島で一番好きなスポットが、「離島桟橋」なのである。ベンチに腰掛、「あの船は今から西表島へ行くんだ!こっちの船は波照間島まで行くんだ!」と、ボォ〜!っと港を眺めている時間がこの上なく好きなのである。
新しい出会いが待っていると思うと、ワクワクしてくるのである。 「一期一会」大切にして行きたい。
お世話になった宿・・・石垣全日空ホテル&リゾート、民宿八重山荘、
ペンションさっぽろ3泊、ペンションとのすく2泊、あや乃荘2泊
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